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紙管はこうして作られる

「巻き取り」の搬入

紙管の原料は、原紙(板紙)、ライナー紙、クラフト紙。それらが、「巻き取り」と呼ばれる巨大なロールとして、20トントラックで毎日製紙メーカーから搬入されてきます。

スリット加工

「巻き取り」は一定の幅にスリットされ、「スリット原紙」として再び巻き取られます。これをスリット加工と呼びますが、どんな紙管を作るのか、その規格にあわせて1ミリ未満の細かさで正確なサイズにスリットします。

製筒

スリット加工した「スリット原紙」を製筒機に何枚もセットし、「マンドレル」と呼ばれる鉄芯にスパイラル状に巻いていきます。マンドレルの直径で紙管の「内径」が、巻いていくスリット原紙の厚みと枚数で紙管の「厚み」が決まります。

切断

製筒された紙管は、
①製筒機でそのままカッター切断する「自動仕上」
②製筒機で鋸切断された紙管をトリマー機で仕上げる「トリマー仕上」
③NC仕上機で仕上げる「NC仕上」の三つの方法で指定された「長さ」に切断します。

乾燥

紙はもともとは木材。製筒後、自然環境によって若干の伸び縮みは避けられません。高い精度が求められる紙管については、乾燥機による「強制乾燥」や乾燥室で数日間保管することによる「自然乾燥」を行った後で「NC仕上」することによって、誤差の発生を最小限にとどめています。

検品・梱包・出荷

検品した紙管は、「通函」に梱包して出荷、パレットに積んで出荷、指定色の紐で指定本数を結んで出荷、フィルムで指定本数を包んで出荷、などなど、お客様の指示に従ってそれぞれに梱包し、トラックで出荷します。出荷先は関東一円に広がるため、綿密な配送ルートに基づいて早く確実にお客さまの元へ届くよう、出荷体制を整えています。

検査

生産した紙管は、サンプリングしてその水分率と強度を測定し、当社で定めた規格に合致していることを確認しています。